6日目
何かの気配に目が覚める。
目の上に置いてたタオルをどける。
俺の枕元で人が立っている。
帽子を深く被っている。
青い服を着ている。
目つきちょっと怖いんじゃね?
この人警察じゃね…?
…。
ガバッ!!!
俺「あ、どうも、こんばんは
(1:30か…。)
K「おぅ…、なぁ…
(目つき怖っ!向こう立ってるので見下されてる形で余計怖っ!)
俺「はぃ、えと、だめでしょうか?
K「ん…、こんなところでさ…テント広げてさ…、
俺「えと、これには訳がありまして(;´Д`)
(俺の必死の説明中略)
俺「というわけで、乗降客さんの邪魔にならない形で場所をお借りして、濡れたテントも干そうと思いまして…その…
K「そういってもな、物騒だぞ。
(テントからひょっこり顔をだすD氏。軽くKと会釈を交わす。)
K「君ら学生か、どこから来た?
俺「京都市から…鳥取県経由して…次は福井県に向かう予定で…
K「学生だからお金が無いのだろう。気持は分かる、しかし待合室でテント広げて、物騒だろう。
俺「始発までには片付けて出て行きますので…、
K「ゴミも出さないようにしろよ?
俺「わかりました、ご苦労様です…。
(警官は自転車に乗って去っていった。見回りか…、通報されたわけじゃなさそうだ。)
D氏と目を合わす、お互い安堵の表情…。
どうなるかと思った…。
朝まで再び就寝。
5:30に起きて、テントたたんで、支度して6:00過ぎにとっとと出発。
県道4号線→県道11号線
No.06001
No.06002
No.06003
地味にきつい坂をいくつか越える。
雨もぽつっぽつって感じ。
幸いレインスーツ着るほどでもなかった。
んで俺らがひーふー言いながら坂登ってると、前から地元の中学生とすれ違う。
カマキリ型のママチャリだし。
こいつら毎日チャリでこの峠を越えて通学してるのか…。
すげー…。
城之崎町の市街に入ると雨が降ってきた。
予約してた宿泊地に9:00過ぎ到着。チェックインは14:00と告げられる。まぁわかってたけどね…。
とりあえず自転車屋とスーパーとコインランドリーの場所を聞く。
ていうか、城之崎、コインランドリーないのかよっ!
とりあえずスポーク直してもらおうと自転車屋に。
俺「あのースポーク直して欲しいんですけど…
自転車屋「その型のスポークないから無理。他あたって。
ここから10kmこぐと豊岡駅あるから、そのあたりにある○○サイクルなら直してもらえる。
俺「せめて前輪ブレーキだけでも修理を…。
自転車「ついでにそこで直してもらえや、な。
絶対しばく。いつかしばく。
No.06004 (D氏撮影)
にしても暇なのでスーパーでお菓子を買って、
城崎駅前にある無料の足湯(No.06004)でD氏とお菓子を食べながら語ること
4時間半。
足ふやけまくった。
まぁ旅の汚れは取れただろう…。
14:00チェックイン。
民宿の人に汚れた服、濡れた服、洗濯してもらう。
ラッキー!
因みにこの3日間ずっと同じ服でした(´・ω・`)
夕食は5:30
食いきれぬほどの豪華な料理が来る予定。
そのために昼飯ケチった(お菓子のみ)。
温泉行こうと思ったがD氏は深い眠りに落ちてしまった。
そして、待ってました夕食ターイム!
No.06005
蟹!
紅蟹づくし!
これが民宿1泊13000円プラン!
1つのお膳に全部入りきれてないし!
茹で蟹
蒸し蟹
蟹のお刺身
蟹鍋
天ぷら
蟹サラダ
蟹の何とか
蟹のお吸い物
ゴマ豆腐
ご飯
No.06006
湯で蟹を酸味の効いたつゆにつけて…
うーまーいーーー!!!
というわけでもう結構っていうくらい蟹を堪能しました。
まじうまかった。量多いしw
食後は城之崎温泉巡り。
というかまた2日ぶりの風呂。
民宿に泊まると、城之崎の温泉地をタダで巡れるのだ。
温泉地は7つほどある。
浴衣着て、下駄はいて出発〜。
道行く人の浴衣姿見て、俺もD氏も浴衣の羽織方が左右逆であることが知らされる(;´Д`)
まずは駅前、さとの湯
何かサウナが4種類ある。
2階式の温泉で、2階が男女で違うらしい。
男風呂のほうはペンギンサウナってのがあって、何と0度サウナ。
高温乾燥サウナのあとに入るとうひょ〜〜〜。
なかなかいい湯だった!
次に一の湯
交通安全の祈願の湯らしいので行ってみた。洞窟湯があるとか。
しょぼっ
時間的にも眠気的にもやる気失せてきたので最後に天空風呂という素敵な響きから御所の湯に行ってみた。
んー、、、里の湯に比べればしょぼい…。
まぁ普通かな。
眠気目こすりながら民宿に戻って、あったかい布団と枕で爆睡。
6日目終
出費:1683円 (主に食費、宿代は後払い)
走行距離:30.53km
総走行距離:392.64km